こんにちは、ブロガーのマーフィー(@murphy_0117)です。
「ざわ…ざわ…」や「圧倒的…‼」という効果音で有名な漫画。
ギャンブル漫画の巨匠と言われている、漫画家「福本伸行」さん。
独特な世界観やキャラクター、圧倒的心理描写から数多くのファンを獲得してきました。
私も一時期本当にハマっていて、生活の一部となるくらい福本作品を読み漁っていました。
そこで今回は、福本伸行作品のおすすめランキングTOP10を紹介していきたいと思います。
目次
第10位 熱いぜ辺ちゃん
あらすじ主人公の渡辺裕一(通称・辺ちゃん)が、麻雀で負けながらも楽しんでいることに目をつけたヤクザの山崎を始め、複数の人物と関わり合い、人間として成長していく物語。作風はやや緩やかであったが、終盤近くから変化する。
参考:wikipedia
「熱いぜ辺ちゃん」は、福本伸行の原点とも言える作品。
物語の8割は人情をテーマにした作品で、初期の福本ワールドが描かれています。
連載休止から7年後に、ガラッと絵柄が変わり、人情ものから麻雀ギャンブルものへと早変わりします。

後半の辺ちゃんは、男らしくなってカッコよかったですね~。
他にも、熱いぜ辺ちゃんでは「人生において深く考えさせられる名言」が数多く登場します。
全2巻にしては中々のボリュームがあり、偶に読み返したくなるような漫画です。
作者本人も思い入れがある作品のようですね。
第9位 賭博覇王伝 零
あらすじ義賊として世間を騒がせた少年・宇海零とその仲間達は、大富豪・在全無量が建設中のギャンブルと遊園地の融合施設「ドリームキングダム」に呼ばれる
在全が全財産を賭けて参加するギャンブルの代打ち、すなわち王を求めているため、零や他の者たちが集められたのだった。
賞金1000億円で振り込め詐欺の被害者全てを救うため、王を目指して園内のギャンブルに挑戦する零だが、そこは生命を、精神を、肉体を賭ける究極のギャンブルばかりだった。
参考:wikipedia
賭博覇王伝 零は、「クイズ系ギャンブル漫画」です。
次から次へと襲い掛かるギャンブルこそが、本作最大の見所です。
零は、福本漫画の主人公の中でも天才といえる部類で、アカギに近いイメージです。
ただ、零は学力や頭脳のIQ天才といった感じです。

仲間思いな所も零の魅力の一つですね。
またライバルキャラでもあり、天才の零をも圧倒していくもう1人の天才標(しるべ)との対比も見所の一つです。
福本漫画の中では、比較的テンポが速く展開が進むので、初見の方にもおすすめできる作品です。
第8位 無頼伝 涯
あらすじ冤罪に陥れられた少年・工藤涯の自らの無実の証明と更生施設「人間学園」からの脱獄までの闘い、真の自由と自立を追い求める姿を描く。
参考:wikipedia
少年犯罪・監禁・矯正など難しいテーマを扱っている作品。
格闘や脱走などアクションシーンなどが多数あるので、最後までワクワクしながら読めると思います。
無頼伝 涯は「自由」をテーマにした作品で、学校や会社などに縛られている人には響く漫画だと思います。

まさに、涯の生き様が宿っているような作品です。
今現在、学校で生きづらさを感じてる人、そんな経験をした人には是非読んでもらいたい作品です。
全5巻とすっきりしているので読みやすいと思います。
第7位 中間管理録トネガワ
あらすじ消費者金融を主体とする日本最大級のコンツェルン、帝愛グループの兵藤会長の退屈を紛らわす余興を企画するため、最高幹部の利根川は部下の11人の黒服を集め「チーム利根川」を結成。
会長の横やり、部下からの信用失墜の危機、病気、部下の失態、計算外のアクシデントに悩みながらも、プロジェクト遂行へ向け奮闘してゆく。
参考:wikipedia
福本伸行の作品『賭博黙示録カイジ』の登場人物の1人・利根川幸雄を主人公としたスピンオフ作品。
スピンオフなのに、「このマンガがすごい!2017年」・オトコ編1位受賞したほどの人気漫画。
利根川と言えば、あまりにも有名な台詞がありますよね。

この言葉には非常に感銘を受けて、私の人生教訓にさせてもらっているくらいです。
内容としては、基本利根川と黒服の日常を描いているだけです。
これがまた面白くて、有能な利根川が会長にこき使われたり、部下をまとめるために四苦八苦している姿には思わずクスッと来ます(笑)
普段とは違った利根川の姿を見たい方は是非どうぞ!
第6位 1日外出録ハンチョウ
あらすじ帝愛グループの債務者たちは地下の劣悪な強制労働施設に収容され強制労働に就かされている。そこで己も債務者ながら、E班の班長を務める大槻は「1日外出券」を使って地上に戻り、そこで飲み食いを楽しむ。
参考:wikipedia
福本伸行の代表作『賭博破戒録カイジ』に登場する大槻を主人公としたスピンオフ作品。
キャッチコピーは「カイジの飯テロスピンオフ作品」。
班長も有名な台詞がありますよね。

福本漫画は、「脇役の方が名言が多いのでは...?」と思うくらい良いことを言ってます。
大槻班長が「1日外出巻」を利用して、グルメや日常を楽しむといった内容です。
居酒屋で飲んだり、食べ歩きをしたりと、夜中に読むと犯罪的ですね。。。
「グルメ漫画」としても良く出来ており、見ていて全く飽きない演出が続きます。
第5位 アカギ~闇に降り立った天才~
あらすじ極道の竜崎と賭け麻雀をしていた南郷は負けがこんでいた。そんな時、雀荘に1人の中学生が現れる。不良少年同士のチキンランを生き残りここに来たという少年・赤木しげるを、流れを変えたい南郷は迎え入れる。
流れが変わりテンパイまで持ってきたものの、対戦相手のテンパイの気配を感じて降りようとした時、赤木から死ねば助かると言われたことから開き直って打ち出すと途端に勝ち始める。
参考:wikipedia
『天 天和通りの快男児』からのスピンオフとして、同作の登場人物である“伝説の雀士”赤木しげるの高い人気を受け、彼を主役としその若き日の伝説を築き上げていく姿が描かれた作品。
とにかくアカギがカッコイイです。
その圧倒的カリスマ性から、どんどん魅了されていきます。
「死ねば助かるのに...」
「倍プッシュだ...!」
など名言のオンパレードです。
序盤のアカギの完成度の高さは異常です。
赤木しげるという天才キャラクター
魅力的な敵役の数々
斬新なストーリー展開
と見ていて読者を飽きさせません。
残念ながら鷲巣麻雀に入ってからグダグダになってきたので、この辺が妥当かなと思い5位にさせて頂きました。

後半なんてほとんど鷲巣様の顔芸漫画ですからね。
鷲巣麻雀初期までは、本当に面白いので是非読んで欲しい作品です!

麻雀を知らない人でも楽しめる作風となっていますので、初見の方も読みやすいと思いますよ~。
第4位 カイジ~シリーズ~
あらすじ1996年2月。上京後、定職にも就かず自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日、金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押し付けられ、法外な利息により385万円にまで膨らんでいることを知らされる。遠藤に誘われるままカイジは1ヶ月後、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるという、フランス語で「希望」の名を冠すギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。
そこで行われるのは、カード12枚を使った「限定ジャンケン」。大手金融業者の「帝愛グループ」が裏で取り仕切るそのギャンブルは、うまく勝てば帝愛からの借金は帳消しだが、負ければ命の保障はないというものだった。カイジは幾度となく煮え湯を飲まされながらも、土壇場での閃きと思考を駆使して、生き残りを賭けた勝負に身を投じる。
参考:wikipedia
言わずと知れた名作。
福本作品で1番有名な漫画。
アニメ化や映画化もされていて一般層にも知名度が高いです。
「限定じゃんけん」の発想は本当に天才的だと思います。
じゃんけんという誰でも知ってるゲームを、ここまで面白い心理戦にできるのは凄いですよね...
またカイジのキャラクターも人間味があってよくて、普段は駄目なやつが、ここ一番で才能を発揮する姿は見ていて惚れ惚れしますね!

焼き鳥とビールのシーンは、漫画界屈指の飯テロシーンだと思います。
ただアカギ同様、後半の間延びが酷いです。
その点が少しマイナスとなったので、第4位にさせて頂きました。

破戒録編で終わってたら伝説の漫画として語り継がれたと思うんですけどね~。
黙示録編と破戒録編は文句なく面白いので、初見の方にも自信を持っておすすめ出来ます!
第3位 天 天和通りの快男児
あらすじ麻雀の「理」に対して深い造詣を抱き、大学受験のために雀荘で素人相手に荒稼ぎをしていた受験生、ひろゆきは麻雀の請負業を営む天とサシ馬勝負を行う。
天の麻雀下手さも手伝って勝負は終始ひろゆき有利に進むが、南4局で天が明らかにイカサマな天和九蓮宝燈をあがり逆転する。そのことが縁で2人は知り合いとして付き合い始める。
参考:wikipedia
福本漫画の初のヒット作。
初期は人情ものでしたが、次第に麻雀バトル漫画へと変動していきます。
とにかく老アカギが渋くてめちゃくちゃカッコいいです。
男が惚れるような男、まさに理想の男像です。

完全に主役を食っているほどの圧倒的存在感があります。
麻雀漫画としてもレベルが高く、話の7割を占める東西戦はとても熱いバトル展開が終始続きます。
特に、16~18巻は是非読んで欲しい内容です!
老アカギの通夜のエピソードが描かれていて、麻雀漫画なのに麻雀を行わない異例の章でもあります。
凡人として生きることに限界を感じていたひろゆき
そんなひろゆきに老アカギはこう語りかけます。
「いいじゃないか……!三流で……!熱い三流なら上等よ……!」
堕落した人生を送っている人には必ず響く名言ではないでしょうか?
読む前と読んだ後では、きっと世界が変わって見えるはずです。

福本伸行さんの「自分らしく生きよう」という強いメッセージ性が伝わって来る内容となっています。
通夜編は何度見ても感動もので、私も何度も読み返してきました。
最初から最後まで非常に完成度が高い作品となっているので、まだ読んでいない方には是非おすすめします!
第2位 銀と金
あらすじ裏社会を生きる男達の、株の仕手戦や政治家との裏取引などの駆け引き、殺人鬼や復讐に身を委ねた男と命を懸けた死闘、さらに福本得意のギャンブル勝負を描いた作品である。
休載という形で連載終了し、現在に至っても再開されていない。物語中ところどころで語られる伏線を残したままで、事実上の打ち切りで未完の作品となった見方が強い。当初は銀二と森田を戦わせる展開で、物語を終わらせる予定だったと作者は語っている。
参考:wikipedia
福本伸行作品で最高傑作との呼び声も高い本作。
裏社会で生きる男たちの生き様を描いています。
「銀と金」最大の見どころは、数々のギャンブルを乗り越えながら、ぐんぐんと成長していく森田鉄雄の姿でしょう。
最初はただのギャンブル中毒だった平凡な男が、裏社会に入ったのを機にみるみる頭角を現していく姿は、まさに圧巻の一言です。

一話一話の内容がとても濃くて、読者を魅了させること間違いなしです!
個人的に好きなエピソードは神威編で、初見の時は面白すぎて鳥肌が立ったくらいでした。
最高傑作と呼ばれるだけあって、非常に読み応えがあります。
また福本作品にしては珍しく可愛い女の子も出て来るので、そこもおすすめです!!
第1位 最強伝説黒沢
あらすじ44歳の土木作業員・黒沢の、哀愁と苦難の日々を描く。
2002年12月、穴平建設に勤務する現場監督・黒沢は、ふとしたことをきっかけに、自分の人生が余りにも満ち足りていないという事実に気付き、焦りを覚え始めていた。おりしも44歳の誕生日、その日を誰にも祝って貰えなかった黒沢は「人望が欲しい」という欲求を抱き、これを機に人生を変えようと奮闘する。
紆余曲折の末、後輩らの信任を勝ち得た黒沢の元に、次から次へと新たな騒動が舞い込み、図らずも黒沢は様々な修羅場を潜り抜けてゆくこととなる。
参考:wikipedia
福本伸行の原点回帰と思われる作品。
冴えない中年男を主人公に据え、日常的な悩みや人間臭いエピソードを中心とした、哀愁とギャグ・コメディを交えたストーリーが大きな特徴。
来ました!第1位の結果発表は、「最強伝説 黒沢」です!!
何故私がこの作品を1位に持って来たかというと、黒沢という一人の人間の生き方に惚れたからです。
タイトルでは最強伝説と大きく出ていますが、実際の内容はただの冴えない中年男性の物語です。
44歳にもなって平社員で独身、友達も恋人もいない何もない男の悩みや欲望を表現していくあまりにもリアルな内容。
頑張って職場の人の人望を得ようとこっそりとアジフライを弁当に入れるも、逆に惹かれて嫌われてしまう...
見てられない(´;ω;`)ウッ…
そうなんです。
初期の黒沢はあまりにもリアルすぎて見てられません。
何をやっても裏目の駄目っぷり...

ホント見ていてかわいそうになるくらいです(´・ω・`)
でも一つだけ言いたい
そんな黒沢が好きだー!!笑
黒沢は先ほど出た名言の通り、後半は次第に熱い三流へと覚醒していきます。
最終巻に至っては涙なしには見ていられません。

まさに最後は黒沢の生き様に惚れました。
日々もやもやを抱えている人、必死にもがいている人には、是非読んで欲しい漫画です!!
まとめ
以上、福本伸行作品の「おすすめランキングTOP10」でした。
ランキングと書きましたが、福本さんの漫画は全て面白くて、どれから入っても基本大丈夫です。
(ちなみに私はカイジシリーズから入りました)
福本さんの漫画は読めば読むほど惹きつけられて、気が付いたら福本漫画の虜になってるくらい面白いです。
あなたも是非福本ワールドに入ってみませんか?
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