こんにちは、マーフィー(@murphy_0117)です。
今回はいつもと違って、個人的に好きな作品の紹介をしようと思います。
その作品とはこちら!!
2016年に公開された映画「聲の形」です。
「聲の形」は生きていたら誰もが悩むであろうこと
人間関係・コミュニケーションを題材に作られています。
人間の持つ孤独・絶望・純愛など描きながら、物語は展開していきます。
ちなみに元々は原作から公開された映画で、
原作には映画にはない細かいストーリーやキャラクター設定も沢山あるので
より深い内容を楽しみたい方は
是非漫画と映画どちらも鑑賞されることをおすすめします(*^▽^*)
目次
「聲の形」のあらすじ
~第1部~
ガキ大将だった小学6年生の石田将也は、転校生の少女・西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。
「いい奴ぶってんじゃねーよ!」
自分の想いを伝えられないままふたりはすれ違い、分かりあえないままある日硝子は転向してしまう…~第2部~
やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。あの日以来、伝えたい想いを内に抱えていた将也は硝子のもとを訪れる。
「俺と西宮、友達になれるかな?」
再開したふたりは、今まで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。止まっていた時間が少しずつ動き出し、ふたりの世界は変わっていったように見えたが…
「聲の形」のテーマは
「人と人が心を通わせることの難しさと、友達とは何か?」
です。
「聲の形」の3つの魅力
1、現実味がある
「聲の形」には本当にありそうな場面が沢山あり
現実世界でもローテーションで、いじめの順番が回って来ます。
それを、被害者・加害者・傍観者・教師・親など様々な視点からリアル描かれています。
それぞれの登場人物の視点から物語を読み進むことが出来るのが、「聲の形」の魅力なのかもしれません。
2、共感出来る要素が沢山ある。
「聲の形」に出てくる登場人物は、一人一人に特徴があって、とても感情移入しやすいです。
私はどの立場の人の気持ちや行動も想像しながら読み進むことが出来ました。
自分を守るためや相手のためを思ってした行動も全てが良い方向に進む訳ではありません。
それでも、一人一人がその時の自分なりに考え尽くして生み出した最善策なのだと思い心を打たれました。
将也の贖罪、硝子の自己険悪、上野の不器用な所、川井の八方美人、真柴の無神経、佐原の臆病さ、結弦の疎外感、永束の見栄っ張り、
など登場人物が皆それぞれ欠点を持っており、完璧じゃない所も人間味があって良いです。
皆さんは誰に感情移入して読まれましたか?
(ちなみに私は将也と佐原と永束に自分を重ねていました。)
3、テーマが深くて考えさせられる
「聲の形」はひたすらコミュニケーションに重点を置かれています。
人間関係を構築するため、人が社会で生きていくために絶対に必要なものであります。
しかし、作者も述べていた通りコミュニケーションとは数学と違って、正解があるわけではありません。
言葉とは使い方や場面、表現の仕方、聲のトーン、相手の心情や受け止め方によっては、全く別物となり、時には相手の心を傷つけてしまう暴力に成り得る存在でもあるのです。
それほど、コミュニケーションを取ること
「人と人が互いに気持ちを伝えて、心を通わせるのは難しい」
ことなのです。
だが、逆の捉え方もあります。
コミュニケーションとは、言葉の伝え方や話し方、雰囲気や優しい言葉、相手を思いやる気持ちによっては、時には言葉とは最高の癒しの存在とも成り得ることも出来るのです。
「聲の形」は登場人物全員が、自分が傷つき、時には相手を傷つけ合いながらも、お互いを理解し合おうとする姿を描いた成長物語なのです。
人の心を癒し、変えることが出来るのは、薬や機械ではなくて
人の心だけなのだから・・・
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「聲の形」は表現方法がとても上手く、
観終わった後に観る人の心に残るものがあります。
言葉一つ一つに重みがあり、共感ポイントも沢山あります。
(ちなみに私が好きな台詞は、作中で伸行永束くんが言った
「友達とは定義付けないといけないものなのかい?」です。)
障害者やいじめという重めなテーマを扱ってますが、
観終わった後はすがすがしい気持ちが残る
そんな作品です。
観る順番としては、漫画→映画→漫画の順番で鑑賞されることをおすすめします!
最後にここまで読んでくださった方は本当にありがとうございました!
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